三柱神社 ・ 首なし塚
町川原のことを 色々と紹介している資料を読むと 三柱神社と首なし塚の
事が書かれています。好奇心旺盛な筆者は かねてよりどこにあるのだろうと
探していたのですが見つからず・・・地図をみると青柳郵便局の近くのよう
なので 青柳四角のバス停からまわりを見回してみました。すると 青柳宿の
裏手に 緑に覆われた丘が見えてます。現在でも神社の周りはだいたい緑に
覆われていますので あそこだろうと思い その緑に向かう道を探しながら
歩いていき やっと見つけることができました。
三柱神社 丘の上にある 小さな社で 稲荷様と山の神と水の神を
祀ってあります。春は桜の名所のようです。
そして 社の後方にそびえる 巨木の根方に 首なし塚がありました。
立花城の七代城主 立花鑑載の遺体を埋めた塚だということです。
戦国時代 大友宋麟に反旗を翻した為 大友軍の戸次鑑連らに攻められ
城は陥落 城を抜け出て逃げようとした鑑載は 戸次勢に追いつめられ
遂に青柳の松林の中で自刃した。鑑載の首は 宗麟の検分を受けるため
豊後へ送られたそうです その後 村人たちによって 慰霊の石塚が
建てられた。・・・恐らく首のない遺体が この石の下に・・・
ここに 神社が出来たのは 明治の始めの頃のようで それ以前は
竹藪だったとのこと 裏手には 今でもきれいな竹林があります。
人々の思いや営みを やがて自然が覆い尽くしていく そういう所に
生まれ育ったんだなと思います それにしても 手入れされた竹林
綺麗ですね。
TERA